イーサン・ハント職業: IMF工作員

俳優:トム・クルーズ
劇中映像内で確認できる戦果
テロリスト:7人 武器と内訳: 落下 1 拳銃 6
テロリスト:10人制圧
武器・手段: 肘打ち 1 フロントドロップキック 1 事故 5 蹴り 1 落下 1 罠 1
警備:1人制圧
手段: 麻酔銃
諜報員:1人制圧
手段: 麻酔銃
国家元首:2人
手段: 狙撃 1 麻酔銃 1
計:7人 本編131分: 0.05殺/分
壊した物:
乗用車 2台損傷
バイク 1台小破 2台中破 1台爆破
車窓ガラス 2枚
旗立て 1個
ガラス 4枚
露天の商品 ちょっとたくさん
門 1箇所
凄いUSB 1個
ボトル 3本
窓 2箇所
奪った物:
バイク 1台
劇中総数:12人
シリーズ:
「ミッション:インポッシブル」
「ミッション:インポッシブル2」
「ミッション:インポッシブル3」
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

彼はギャンブラーだ いずれ運が尽き──
罪のない人間が代償を払う 悪人はどっちかな?
IMFの生ける伝説
イーサン・ハントは「シンジケート」と呼ばれるテロ組織を追跡中、敵の罠に嵌り捕縛されてしまいました。
しかし、過酷な拷問が始まろうかという瞬間、
「シンジケート」の構成員であるはずの謎の女
イルサ(レベッカ・ファーガソン)の助力により辛くも脱出に成功します。
「シンジケート」の情報をIMFに伝えんとするイーサンでしたが、
その頃、IMFは過激な武闘派組織とみなされ
CIAに指揮権を剥奪され組織ごと吸収されていました。
また、CIAは「シンジケート」をIMFがでっち上げた架空の敵であるとして、作戦の中止を決定します。
IMF分析官
ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)は組織的な活動が不可能になったIMFにあって「シンジケート」追跡を諦めておらず、イーサンに単独での作戦続行を指令。
"元"IMF職員で技術屋の
ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)、ハッカーの
ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)、謎多き女イルサの援助を獲得したイーサンは、オーストリア、モロッコ、イギリスで激しい戦いを繰り広げていきます。

超有名スパイ映画シリーズの5作目に当たります。
僕はこのシリーズを初見なのですが、
かなり面白いと感じました。もしかしたら、1作目から観てきている方とは大分違う感想になるかもしれません。
「007」がアクション要素もあるスパイ映画、とするなら、
「ローグネイション」は
スパイ要素があるアクション映画という感じです。
極めてアクション性が高く、スピード感、緊張感に溢れ、とてもとても!非常にエキサイティング。2時間越えの本編で、よくもまぁ中だるみしないもんだなと、思いました。
なかなかのハイテンポなのですが、それを2時間ブッ通しです。
ピンチに次ぐピンチに次ぐピンチに次ぐピン・・・とにかく展開!展開!!展開!!!
イーサンの
歩く非常事態宣言っぷりが凄まじく、ある意味あの
世界一ツイていない男と同じような、
「よく生きていられるな・・・(そして、よく今まで生きてこれたな)」感があり、凄く楽しいです。
基本的に、
いついかなる時もピンチを背負うこの男は、
常時、時間制限とか数的不利な状況に陥っており、
いつも焦っているように見えます。
多分、イーサンがコンビニに水道代を支払いに行って部屋に帰ってくるまでの15分間を映画にしても、それなりに楽しめるのではないかと思います。
一般人にとって致命的な状態が、この男にとっての生活であり日常です。
国にも見限られ、後ろ盾も無く、常に死の危険と隣り合わせ。
親組織が無くなったわけで、
悪く言えば無職なのに勝手に世界中で戦いまくるという。
この男の使命感、正義感は一体どこから出てくるのか。世界一忙しい男と言っても過言ではないでしょうね。
本作公開前に話題となった、トム・クルーズの
「ノースタント輸送機しがみつき」のシーンでさえ
ただのオープニングに過ぎないと言うヤバさです。

本作は戦果カウント的には判断が難しい映画で、人の死が曖昧なシーンが多くあります。
「殺す」というよりは、「無力化」とか「撃退」という言葉が全体的にふさわしいと思います。健全度が高いです。
たとえフィクションであっても、それがただの雑魚であっても、
人の死というのはそれなりの迫力、訴求力を持つものだと考えているのですが、
本作では
人の死に拠らない迫力の出し方がとてつもなく上手いと感じます。
作り上げられたスリル・演出でお腹一杯にしてくるんですよね。
また、その分、
明確に描かれる人の死の部分が強調され、印象的です。
大作ならではのスケール、興奮、鋭くイカしたカメラワーク、イケメン過ぎるトム・クルーズ等、
一級品の娯楽大作としての要素は殆ど抑えており、
純粋に楽しむために観れる映画として強くおススメできます。
無理やり欠点を挙げるとすれば、
イーサンのやることなすこと、作戦としては殆ど上手く言ってないという点でしょうか。
工作員として凄いのはわかるのですが、体張った割には報われませんし、敵の好きなように事が運ぶことが多い印象です。
また、常に余裕がなく忙しいので、
ジェームズ・ボンド先輩のようなスマートなスパイものが好みの方にとっては、いささか激し過ぎる映画とも思います。
監督・脚本:クリストファー・マッカリー
制作国:アメリカ 2015年
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