ドラキュラ伯爵 吸血数 映画「魔人ドラキュラ」
- 2015/09/07
- 17:57

ドラキュラ伯爵
吸血鬼

俳優:ベラ・ルゴシ
劇中映像内で確認できる戦果
一般人:3人
武器と内訳: 吸血 2 怪力 1
一般人:1人制圧
武器・手段: 支配
計:3人
本編74分: 0.04殺/分
劇中総数:5人
内容:
トランシルヴァニアの魔人ドラキュラ伯爵は、イギリスの弁護士レンフィールドをワルプルギスの夜に古城に招きいれ、配下とします。
レンフィールドを利用してイギリスへ進出しようとするドラキュラは、祖国の土と棺おけを船に乗せロンドンに上陸。
カーファックス修道院を根城として、ロンドンの社交界に入り込みます。
血に飢え暗躍を始めるドラキュラでしたが、彼の前に超常学者のヴァン・ヘルシング博士が立ちはだかります。
ブラム・ストーカーの小説を基にした映画で、西洋を代表する怪人ドラキュラとそれを演じたベラ・ルゴシの名を世界に轟かしたゴシックホラー作品です。
古城に満月、古典ホラーのロマンチック。
製作されたのが1930年代という、今からすれば浪漫に溢れた時代に思えますし、また舞台が移ってロンドンという街は怪奇が似合う場所であります。
絢爛ながら闇を感じる舞台の作りこみは当時の様々な工夫が見られ、また白黒映画であることが雰囲気を盛り上げるのに一役買っているでしょう。

現代のドラキュラといえば、飛んで跳ねて、凄い力で暴れまわるモンスターで、
作品としても流血も当たり前、グロテスクもバァーン!と、表面的な迫力に秀でたモノが多いですが、そういう刺激に慣れていると、このルゴシ・ドラキュラは凄く地味に見えてしまいます。
今観て面白いかどうかといえば、厳しい感じす。
「ホラー」の受け取り方が今と昔では違うというのも考えられますし。
この作品で描かれる怖さ、不気味さというのは、ドラキュラという怪物が人の振りをして社会に浸透してくる部分で、潜在的な怖さなのかなと思いました。
「私がドラキュラだ!かかって来い!」みたいな、高貴で強いのがドラキュラとして多いキャラクター性だと思いますが、
そもそも、ヴァンパイアって夜な夜な人の寝込みに血を吸いにいって、段々と下僕・仲間を増やしていく、本来はけっこう”姑息”な怪物のような気もしますね。
本作でドラキュラ伯爵を演じたベラ・ルゴシはヨーロッパ出身の舞台役者で、
欧州訛りのある独特の英語、堂々たる風格でドラキュラのドラキュラたるイメージを確立しました。
品格を伴った貴族風の化け物というキャラクターを完璧に演じきり、「ドラキュラといったらベラ・ルゴシ」とまで言われています。
彼のしゃべり方や一挙手一投足、全てがドラキュラ伯爵に投影されています。
史上空前のハマリ役といっていいかもしれません。
監督:トッド・ブラウニング カール・フロイント
脚本:ギャレット・フォート
製作国: アメリカ 1931年
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- テーマ:洋画
- ジャンル:映画
- カテゴリ:・ホラー/サスペンス系
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